たけびんの徒然日記(^^)

アキュブレードブーツ修理

先日のスノボでアキュブレード(AB)のブーツが壊れてしまいました。

新しいブーツを買おうにもちゃんとしたブーツがありません。。

一番新しいAB用ブーツはオクやメルカリでだいぶ出回ってますが、明らかに失敗作と言える代物です。

そんな状態で出さなければならないくらいY社は混乱してたんでしょうねぇ。。

 

実は2017年にABユーザーがABブーツ破損からの事故で足の甲の骨を骨折し問題となり、YONEX側が自粛したのか2シーズンほどABは販売していませんでした。

 

消費者庁のデータを一部抜粋。

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当時2chのABのスレで結構盛り上がってました。

(というか、この事故った人がヨネを訴えたからABブーツがラインナップから消えたと叩かれまくってた)

 

ステップイン SHIMANO→YONEX 4本目

http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/ski/1421988987/

ステップイン アキュブレイド YONEX 5本目

https://mao.5ch.net/test/read.cgi/ski/1488616294/

 

確かに来期(17-18)モデルとして[ECLIPSION AB]が出る予定だったのが急にお蔵入りになったので、そのせいなんだろうな~と思ってました。

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ちなみに20-21モデルでABではない2ストラップ用のECLIPSIONがリリースされるみたいです。

ECLIPSION BOA® | BOOTS ブーツ | YONEX SNOWBOARDS ヨネックススノーボード

ん~。。 うまく改良してECLIPSION AB出してくれんかなぁ~(;´Д`)

 

ちなみにその事故った人もソールが剥がれる破損ではなく、今回の自分と同じようにクリート部がソールを突き抜けたようです。

 

前置きが長くなりましたが、まともなブーツが出てきていない以上、修理して使うか他のギアに変更するかしかありません。

とりあえず今期だけでも乗り切れればとダメ元で修理してみることにします。

 

まずはインナー外し。

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自分はスニーカーとかだと26.5なんですが、この[14-15 AERIO AB]で試し履きした際には27.5より小さいと親指の先が当たってしまいました。

その後使ってるうちにインナーがヘタってきたのかどんどん緩くなり、スーパーフィートの下に100均のソールを入れ、足首裏には100均のカーペットを貼り、さらにはインナーとアウターの間にソルボセインソールまで仕込んで使っています。

(ソルボセインはオーリーの着地時に踵が痛いから入れたってのが正直なとこ)

 

あらためて故障状態を見ると・・

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見事にソールを突き抜けてますねぇ。。

クリートハードソールの片側だけ接着が剥がれたようで、もう片方は付いている模様。

 

構造はこんな感じ。

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これを見る感じ、クリートハードソール側面の接着力だけで全体重を支えているみたいですねぇ。

今回破れたソール下部も少しは負担を受けていると思いますが、側面の接着が剥がれ、ソール下部に全負担がかかったためソール下部が破けたことを考えると、結局は側面接着がキモなのかと。

上面側もPOWER CUSHIONとの間にプラ板かなんかがあって、それに貼りつけてるのかな?と思ってましたが、クリートハードソールが飛び出ている状態(POWER CUSHION側からクリートハードソールが離れている状態)でインナー側からPOWER CUSHIONを押したらぐにゃぐにゃでした。。

なのでクリートハードソールの上面は接着されていないと思われます。

(ぐにゃぐにゃなPOWER CUSHIONにクリートハードソールを接着しても引っ張り剛性には役に立たない)

当初は「インナー側からクリートハードソールをネジ止めすればいけるべ」なんて思っていましたが、クリートの接着が剥がれた時点でネジがPOWER CUSHIONを貫通すること請け合い(;´Д`)

 

とりあえず、一旦クリートハードソールを押し込んでみました。

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綺麗に収まります。

ただ、この状態だと何もできません(;´Д`)

ソール下部は負担を担っていない考えなので、ガッツリ切り取ってみようと思います。

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剥がれた方の隙間からボンドを流し込もうと思います。

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その前にちょっとでも引っ張られる負担を分散させるために、ひと工夫。

クリートハードソール側から穴あけ。

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で、ボンドを流し込み。

今回はシューグーではなく、乾燥後でも少し柔軟性がある[G17]を大量にぶち込みました。

POWER CUSHIONにもべったり貼りつくと思います(;´Д`)

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で、先ほど意味ないと書いたネジをインナー側から打ち込みます。

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ただ、それだと接着が剥がれた際、ネジがPOWER CUSHIONを簡単に貫通してしまうので、アルミ板を敷くことにします。

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で、ネジを打ち込み。

(2本追加しました)

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まぁ、これでもクリート側面接着が剥がれたら、ブーツとの縫い目からPOWER CUSHIONがバリっと剥がれちゃうと思いますが(;´Д`)

少しは剥がれる前兆がわかりやすくなるかなって狙いもあったりします。

これでPOWER CUSHIONの衝撃吸収性は意味無くなりましたw

(その分ソルボセインが頑張ってくれることでしょう)

 

自然乾燥で1日置いて、さらに深部も乾燥させるためシュードライヤーを2時間。

中のボンドを完全硬化させたのち、切り取ったソール下部を貼りつけ。

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ABブーツはクリートとソール下部の高さ位置が重要なので、少しでも元のソール剛性になるようしっかりと貼りつけ。

 

さらに3日乾燥させてから部屋でブーツを履いてバインに装着し、板をトーション方向にグニグニさせてもとりあえず剥がれませんでした。

実際に滑ったらすぐに剥がれてしまうかもしれませんが、今期まだ滑りに行くことがあれば試してみたいと思います。